バベル

長く、そして重い話。映画内の↓の台詞が印象的で、象徴的。

私は悪い人間ではない。ただ愚かなことをしただけ

『クラッシュ』(ポール・ハギス監督 2006年アカデミー賞3部門受賞)と似通ったテーマを、スケール広げて、ワールドワイドで展開した感じ、と思ってAmazonのレビューを見ていると、『バベル』監督であるアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督(覚えられない名前・・・)の他作品に大きな影響を受けて『クラッシュ』が制作されているとのこと。そりゃ似通りますよ。

人間の愚かさ、醜さを「そこまで掘りますか!」というところまで掘り尽くした表現は赤裸々で、正直グロいので、間違っても爽快な気分にはなりません。『クラッシュ』が地面から水がでるところまで掘ってる感じだとすれば、『バベル』は石油が吹き出るところまで掘り下げて表現しています。

-[DVD][映画]「クラッシュ」小さな感情が繋がる - なるほどそーゆーことですか