一人の男が飛行機から飛び降りる

一人の男が飛行機から飛び降りる (新潮文庫)

一人の男が飛行機から飛び降りる (新潮文庫)

ブラックユーモア満載・不条理な妄想世界のお話が詰まった"スーパー"ショートショート。ほとんど3ページ以内で終わる「悪夢」にまつわる短編集。

牛の体内に潜り込んだ男は"絞りたてより新鮮"な牛乳が飲める、とか、父親が魔法の絨毯に乗ってやってくる、とか、世界で最後の一箱の煙草を手にしていながらマッチがない男、とか、、、、、

「常識」にとらわれず、他人の悪夢を楽しめるかがポイントでしょう。たまに足下が「グラッ」とくる感覚に陥り、現実って、意外と不確かなものかもしれないなぁ、などと感じさせてしまうトランスな要素(?)があるので、精神的に安定している時に読むことオススメします(笑)