Googleは「メディアの全て」になろうとしている?



Googleは4月13日(米国時間)、オンライン広告を手掛ける米DoubleClickを保有する非公開投資会社の米Hellman&Friedman LLCから、31億ドルでDoubleClickを買収することで合意したと発表した。Googleによる企業買収としては、YouTube(16憶5000万ドル)を抜いて過去最大規模となる。

31億ドル(3700億円!)、金額そのものに、純粋に驚く。ただし、Google時価総額は1500億ドル(18兆円!!)を超えている(超えていた?)ので、大したことのない金額なのかも。

金額はさておき。。。

ダブルクリックが得意とするのは、バナー広告に代表される”枠モノ”のインターネット広告。いわゆる「Web1.0」的な広告マーケットの代表選手なわけで、広告代理店の担当者さんがせっせと汗を流して売る商品。対するGoogleアドワーズアドセンスは"機械的な"インターネット広告。"枠モノ"のカウンターバリューとして市場を一気に席巻し、既存広告の価値を暴落させた「Web2.0」的な広告商品。

つまるところ、Googleとダブルクリックは、もともとは水と油ぐらいに価値観が違うわけで。。。。一旦、自らがブチ壊したマーケットに戻ってくるのは正直、意外。近頃は新聞広告だとか、テレビ広告にも進出しているらしいので、成功したロングテールに飽き足らず、(ヘットマーケットも含む)メディアの全て、を目指し始めているのでしょうか?

うーん。