きょうのできごと

きょうのできごと スペシャル・エディション [DVD]

きょうのできごと スペシャル・エディション [DVD]

ずっと観ようと思っていて、やっと観る。

「うまく言われへんけど、、、」という印象的な台詞があるのですが、若者的な”言葉が想いを超えない”もどかしさが淡々と描かれます。「関西弁+ダラダラした大学生活」という設定に感情移入、と言いたいところですが、関西の大学でも、体育会所属の学生生活だった自分には、縁遠い日常と非日常。でもシチュエーションとしては、なんとなく理解できる、ゆるい日常と非日常。

若者にとっては、昔から、世の中の自殺の問題よりも、雨なのに傘が無いことが問題だったり、海の向こうの戦争よりも、目の前の切れないステーキに腹が立ったりするわけで。日常と非日常、というテーマは普遍的ですね。。。

『傘がない』井上陽水(1973年)

都会では自殺する若者が増えている
今朝来た新聞の片隅に書いていた
だけども問題は今日の雨  傘がない

『僕たちの将来』中島みゆき1984年)

青の濃すぎるTVの中では
まことしやかに暑い国の戦争が語られる
僕は 見知らぬ海の向こうの話よりも
この切れないステーキに腹を立てる