阪神・金本、ヤクルト・宮本「選手としての責任」

1億5000万いらん!金本“男気更改”
阪神からFA宣言していた金本知憲外野手(38)が28日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約交渉を行い、2億9000万円増の年俸5億5000万円プラス出来高5000万円の3年契約でサインした。現役日本人選手では球界最高年俸。FAの再契約金は1億円以上で、3年総額では約20億円とみられる。

FA時に4年契約であったが故、2回のリーグ優勝という結果をチームにもたらしながら、年俸アップが無く、「球団が圧倒的に得をした」と言われているアニキ・金本。再度のFA宣言で、やっとの思いで日本人選手・球界最高年俸を手に入れました。

「球団はもう少し高い評価をしてくれたんですけど…」。交渉の席で、球団提示に対し、自ら1年につき1億5000万円(出来高含む)もの“減額”を希望。その上で、裏方の待遇改善を提案した。
(中略)
「経営者の立場に立って考えないと。譲ることも大事だから…」。目の前にあった大金を、裏方の待遇改善のために押し返した。球団もそれを了承し、1日も早い改善を約束した。

彼の男気を垣間みた感があります。現在38歳という年齢でありながら、3年契約を勝ち取ったトコロに最大の価値があり、金額は球団に還元、といったところでしょう。

一方、ヤクルト宮本も

ヤクルト・宮本、自ら減俸申し入れ 浮いた分で2軍施設改修求める
5年契約の3年目が終了したヤクルトの宮本慎也内野手(36)が19日、東京・東新橋のヤクルト本社で契約更改し、年俸1億8000万円から1000万円減の1億7000万円でサインした。今季72試合の出場にとどまった宮本は自ら1000万円減を逆提示。差額の1500万円を2軍が使用する戸田球場の改修費に充てるよう要請し、球団側も了承した。

いずれもトップ選手としての責任です。スバラシイ。