写真受け取りにメモしてわざわざコンビニまで行くか?
来月末にVista発売。これからマイクロソフトのCMを嫌気がさすほど目にすることが想像されます。さて、昨日のプレスリリースによると、Vistaには写真プリントサービスがOS標準機能として盛り込まれるようです。
セブン-イレブンがVista専用の写真プリントサービスを開始
セブン-イレブン・ジャパンと富士ゼロックス、マイクロソフトの3社は、新OS「Windows Vista」専用のデジタル写真プリントサービス「セブン-イレブン店頭プリント」で協業すると発表した。2007年1月30日のVista一般販売と同時に、全国1万1500カ所あるセブン-イレブンの店舗でサービスを開始する。料金はL版の場合で1枚30円の予定。
セブンイレブンや、ゼロックスや、マイクロソフトがあーだこーだ、というのはどうでもいいのですが、このサービスの利用方法に注目。
(1)利用者がVista搭載パソコンからデータセンターの画像蓄積・配信用システムに写真をアップロードし、8ケタの予約番号を取得
(2)予約番号をセブン-イレブン店内の多機能複合機に入力して代金を投入
(3)多機能複合機がサーバーから写真をダウンロードして自動的にプリントする
。。。
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「そんな面倒なこと誰がしますのん。」
と、思わず関西弁で突っ込んでしまいましたが、実際のところ、かなり面倒でしょう。
この類の「誰も使わんやろそんなもん」的なサービスを目にする度に感じることは、大前提としてあるべき、「実際に自分が使って便利か?楽しいか?」視点の欠落、です。このサービスの場合は、「ユーザーの利便性」との視点は二の次で、
- マイクロソフト = Picasa, iPhoto, 等の優れたサービスに対抗しなければならない。
- 富士ゼロックス = 手っ取り早くコピー機が売れるシステムを作りたい。
- セブンイレブン = 理由は何でもいいから、店舗に人が来てほしい。
といった、「各社の都合、エゴ」が最優先されてしまっています。各社の都合を優先させた結果が、この重厚長大なサービスを生み出し、なんだかなー、という感じがします。
このサービス、流行らないでしょう。間違いなく。