生きてるだけで、愛 / 本谷有希子
- 作者: 本谷有希子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/07/28
- メディア: 単行本
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自意識が超絶に過剰で、しばしばエキセントリックで破壊的行動に衝動的に駆られる女性主人公。25歳、鬱(メンヘル)で過眠。一人称の話。
面白いですかなり。
表現はクールで現代的。虚無的(という表現で良いのか?)な感情を抱きながら、なんやかんやと身の回りで起こる小さなことにツッコミを入れていく感じは、あー分かる分かる、という感じ。本谷さん、僕と同い年、のはず。
ドンドコドンドコ主人公が破滅していって、最後はワーッ!!!!という町田康的な結末を期待していたら、(普通ではないけれど)ある意味まとまった内容の進行→オチでした。。。「劇団、本谷有希子」を主宰するだけに舞台風の進行なのかな。。。まぁいいか。
ちなみに本谷有希子さん、この文才でこの外見には萌えます。僕はヤラレました。。
google:image:本谷有希子(Google画像検索)