山萌え:富士山

何を血迷ったか、二年連続で富士山に登ってきました。ラッキーなことに二年連続快晴で御来光を拝む。南無。

二年とも「昼頃出発(五合目)〜夕方山小屋(八合目)着〜(仮眠)〜2時頃出発〜頂上で御来光」という王道コースを登ったのですが、大きな違いは、

  • 去年は土日登山だったが、日曜→月曜(2007年8月5日〜6日)に登ったこと
  • 去年は吉田口から登ったが、須走口から登ったこと

の二つで、どちらもいちおう混雑対策(のつもり)。

でもって、現場的感性からの富士登山のススメ・メモ

  • 絶対に土日は避けた方がよい。→山小屋の混雑はアウシュビッツなみ
  • できれば平日。金曜・日曜も避けた方がよい。→やっぱり混んでますが、金・日は、土・日よりはかなりマシ。
  • 潔癖性/神経質な人は行かない方がよい。→山小屋の混雑・不衛生に絶対に耐えられません。
  • 潔癖性/神経質な人でどうしても登りたい場合は、山小屋無し(夜出発→そのまま頂上→下山)パターン
  • 他人が機嫌悪くなっているのを見るのが嫌な人も行かない方が良い。
  • 高山病には必ずなると思った方がよい。
  • 99.9%が辛い・寒い・眠い。ただし、御来光はテンションが上がる。
  • 天候が悪い日に行くと凍え死ぬと思われる。(僕は天候に恵まれた状態でしか登ってませんが)
  • 下りの砂利道対策として、スパッツは買った方がよい。
  • 靴はスニーカーでもよいが、下りの砂利道で二度と履けない状態になる可能性大。
  • 須走口の方は吉田口と比べ、かなり空いているが、8.5合目は吉田口と合流するので、けっきょく混雑。
  • 夜明け前の8合目〜頂上は、寒さと、混雑との戦い。混雑は冗談抜きで、銀座なみ。


・・・と、まぁかなりネガティブなことばかり書きましたが、僕自身は来年も登る気がします。なんとなく。

ちなみに、今回の須走口には、下山道に「砂走」という直線的(直滑降的)に斜面を下る道があり、これはすごかったです(↓の写真)。写真じゃちょっとイメージがわきづらいですが、一度勢いがつくと歩幅が3メートルぐらいになるため、命がけの下り。御殿場口、というロングコースには「大砂走」というこれよりさらにスゴイのがあるらしいですが。。。

近い将来、「世界遺産に登録→さらに混雑が激化」という展開があると勝手に予想していますので、行きたい人はお早めに。