脳と仮想
- 作者: 茂木健一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/03/28
- メディア: 文庫
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本書、科学者が書いた哲学本、なんですね。
人が現実だと感じている「今、この」感覚は、それぞれの「脳」という閉ざされた主観で作り出された仮想であり、科学という客観では決して説明できない。例えば、"美しい花"を見た時の「美しさ」は人それぞれであり、数値では決して表現できない感覚。では現実とは何ぞや?科学とは何ぞや?意識とは何ぞや?心とは何ぞや?本質とは何ぞや?
のような禅問答のごとき思索・思考がつらつらと。ものすごく難しいテーマのわりには、読みやすい。