「ハンニバル・ライジング」レクターさん走るの禁止


怖い映画は基本的に苦手で、たまに観たりしても、あぁやっぱり観なきゃよかったと後悔するぐらいなんですが、「羊たちの沈黙」シリーズだけは、なぜか好きで観ています。

で、ハンニバル・ライジング。"人喰いハンニバル"いかにして誕生したか、というエピソードを描く作品。

うーん。正直あんまり・・・

ハンニバル・レクターは「常人に理解できない天才的猟期殺人者」なので恐ろしいわけであって、「あぁレクター君かわいそう。人喰い殺人者になるのも分かる分かる」と身近キャラに感じさせたら魅力半減してる気が。。。

ギャスパー・ウリエルの美貌は良いです。冷静っぷりはアンソニー・ホプキンスのレクターと同じ。でも、走ったり飛んだりする(あのレクターが!)ので、若い&美しいこともあり、ちょっとヒーローに見えたりする瞬間があり実に微妙。人喰いなのに。

あと、レディ・ムラサキ&日本描写は日本人的には萎える。「おどろおどろしい」演出の一環で日本文化を使われるとなんだか複雑。