アカデミー賞「ディパーテッド」4冠

今年のアカデミー賞は本命不在、と言われていたらしいですが、「ディパーテッド」が4冠獲得。マーティン・スコセッシ監督は悲願の監督賞受賞。レオ様はまたもや、主演男優賞の獲得ならず。

その、「ディパーテッド」。先々週末に観てきました。ご存知の通り、本作品は香港映画「インファナル・アフェア」のリメイクで、原作を先に観ているため、純粋な比較は出来ないなぁ、というのが正直なところです。スコセッシ&レオ様の組み合わせは「ギャング・イン・ニューヨーク」「アビエイター」に次ぐ3作目、だったのですが、先二作品の「長い」「くどい」感は払拭されてました。ただし、スコセッシ監督にとって本作品は、オトナの事情が絡んだ”雇われ仕事”。本望ではない作品が自身初の監督賞を受賞し、巨匠としては複雑な心境かもしれません。

レオ様は、ジャック・ニコルソンの”怪演”に食われちゃってた感がアリアリ、だったので、主演男優賞は、ま、また、でしょう。

ちなみに僕自身、「インファナル・アフェア」は大好きな作品で、3部作パックDVDを購入済み。「ディパーテッド」に敢えてダメ出しをするとすれば、
アメリカ的な金髪ネーチャンとのアカラサマなラブロマンスを絡めないで。
という点でしょう。トニー・レオンケリー・チャンの”秘めた関係”の方が百万倍良かったです。マジでマジで。

雑学

イギリスで映画ファンを対象に行われたアンケートで『タイタニック』の1シーンが歴代映画の安っぽいシーンナンバー1に選出。問題のシーンはタイタニックの船首でジャック(レオ様)が「世界の王者だ!」と叫ぶシーン。確かに・・・