映像配信サービス新時代「Rimo」「ニコニコ動画」
Rimo(リィモ)がスゴいな、と思う。Wiiでも観られるみたいです。この手のサービスを簡単に開発できるようであれば、クローズモデルのVistaのMediaCenterなんて目じゃありませんね。はてな、おそるべし。
一方、2ちゃんねる管理人・ひろゆき氏が監修したニコニコ動画は、2ちゃんねらー中心に、ものすごい勢いで支持を獲得しているみたいです。たしかに、粉雪(レミオロメン)のプロモの2分00秒あたりは爆笑です。ふつーならば平然と観られるものも、みんなでツッコミを入れるだけで、面白いモノに。オンラインでツッコミが入れられる時代になる、とは、誰も考えませんでした。ひろゆき氏、おそるべし。
と、そんな感じで、今年に入って、映像配信サイトの第3世代が続出しています。第3世代、というのは僕の勝手な分類ですが、「コミュニケーション」「基盤の有無」で分類すると、以下のような感じでしょうか。
コミュニケーション:なし 投下型 |
コミュニケーション:あり 双方向型 |
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基盤あり | Gyao、Yahoo!動画 第一世代 |
YouTube、AmabaVision 第二世代 |
基盤なし | Rimo 第三世代? |
ニコニコ動画 第三世代? |
ネット系映像配信サービスでは、双方向性とか、テレビ的感覚といったテーマは、ずっと課題としてとりあげられてきました。Rimoにせよ、ニコニコ動画にせよ、既存にあるYouTube(ニコニコ動画はAmabaVisionも)のAPIや、映像資産を利用し、(おそらく)安価にサービスを実現しています。どうやって儲けるのかは、ま、そのうち考えよう、的な楽観主義もとても良い。
いずれのサービスも、基盤・コンテンツのタダ乗り、と言ってしまえばそこまで、なんですけど、「すでにあるものを使う」というのは、とてもインターネット的発想。仕事の関係でちょこっと知っているのですが、映像配信のシステムって、シャレにならないほどコストがかかるんですよ。いやホントにホントに。
圧倒的に安価に、いろいろなサービスが提供できる時代。今年はこの手の映像配信サービスに注目。もっと面白いものが出てくる予感。